展示・イベント

室礼展-Offerings-III

概要
作家・主催者 【写真】鈴鹿芳康/ジョン・アイナーセン/クー・ボンチャン/エバレット・ブラウン/シュヴァーブ・トム/ルースマジン・パランツ/浜中悠樹 【編集】佐伯剛 【木工】中川周士【人形】面屋庄甫 【表具】井上雅博 【吹きガラス】安土草多 【彫刻】藤原昌樹 【陶芸】明主航/平井秀/生駒啓子/山本哲也/松林豊齋 【漆器】土井宏友 【挿華】賀幡圓定【金工】鈴木祥太【樹脂粘土】藤井こずえ【和蝋燭】大西巧【革立体】河野甲【テキスタイル】畑山沙緒/廣海充南子【フレグランス】かほりとともに、沙里
期間 2017年4月22日~5月19日
時間 9:00-18:00
備考 写真・編集・木工・人形・表具・吹きガラス・彫刻・陶芸・漆器・挿華・金工・樹脂粘土・和蝋燭・革立体・テキスタイル・フレグランス

レポート


初日のオープニングセレモニー、挿華の賀幡圓定様による、生け花パフォーマンスからスタートした今年の室礼展。写真、陶芸の他に、木工、挿華、硝子、香り、革、表具…と、様々なジャンルが集まった27人の作家で町家の生活空間をアートで彩ります。靴を脱ぐ小上がりでは壁にクー・ボンチャンの写真の下に、挿華 賀幡圓定による花が、陶芸 明主航の台にそっと置かれ、来客の歓迎をさりげなく表現しています。庭に咲いていたのを取って来た様な花は、花器に生けたのではなく、色紙で包む所が、家にある物で代用したおもてなしの形。町家の中に入るにつれて、様々な作家の作品が見られます。それはとても自然な流れで見せる空間でした。二階の煎茶の間にも沢山の作家が関わっています。煎茶道具に陶芸・金工・樹脂粘土・漆の他に、間を作る挿華・人形・写真・表具。この様な作家同士のコラボレーションで作り出される空間作りは室礼展だから表現できる面白さだと思います。