展示・イベント

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  • 2024年4月13日(土)~5月6日(月)

    室礼 SHITSURAI -Offerings Ⅹ – Invisible River- 
    無限の可能性の領域では、目に見えない川(Invisible River)の流れが渦巻いている。
    そこに我々は手を浸し、渦の輪郭を感じながら、慎重に形を生み出していく。
    その萌芽的な形は、無意識から意識へと、この領域に持ち込むスナップショットのようなものである。
    工芸職人、アーティスト、パフォーマーの手足、眼、そして見る人の瞳と想像力のいずれからであれ、創造的な表現の根源は、この豊かで定まり切らない広大な領域にある。

    THE TERMINAL KYOTO「室礼展」10周年を記念して、写真や工芸、ワークショップ、パフォーマンス、パネルディスカッションを通して、
    「Invisible River」を讃える場に皆様も是非お越しください。
  • 2024年3月17日(日)~3月24日(日) 開催中

    キョートタナカ写真展「忘れえぬ人々」
    恩愛の契りもなければ義理もない、
    ほんの赤の他人であって、本来を言うと忘れてしまったところで人情をも義理をも欠かないで、しかもついに忘れてしまうことのできない人。

    小説家 国木田独歩(1871-1908)の作品の一つ「忘れえぬ人々」という作品。

    旅先で出会う男から主人公が聞かされる”忘れえぬ人々”とは、例えば ”旅先の島の遠くに見える磯を漁っている人” “阿蘇の麓で見た馬子の後ろ姿” “悲しげな音を奏でる琵琶法師”
    生の孤独を感じて人懐かしくなると思い出す風景、人々。

    遠回しで否定形を重ねた婉曲的な表現でドライな描写、距離感があり、自身に語りかけのない人の事。
    ですがその奥に灯る暖かな火は確かに存在する。

    それは私の撮る写真に無意識的に共通するものがありました。初めて訪れたフランスと生まれ育った京都の風景を撮りました。
    自分なりの答えを提示し、あなたの心の窓になり、忘れえぬ人々を見つけてほしいのだ。
  • 2024年2月16日(金)~3月3日(日)

    逃げ水をすくう
    「逃げ水- 砂漠や暑い日のアスファルト道路で遠くに水があるように見える蜃気楼の一種。
    近づくと消え再び遠くに現れることから、まるで水が逃げていくように見える気象現象
    「こうしたい」「こうなりたい」という希望や願いは、逃げ水の様だ。
    追いかけていくと見えなくなり、想いが成就したとしてもそれは儚い存在になり、再び新たなものを追求する。先が見えない時代を生きる現代人も何か手掛かりを掴もうと探し求める。作家の心持ちもこれに近い。
    作品が完成しても改善すべき点が浮かび上がり、新たな作品課題として思考し制作する。    
    それが繰り返され果てることがないが、それでも作家は「本当の水」を求めて日々探究していく。


    この展覧会では、各々の作家がさまざまなアプローチで追い求める「水」を展示する。日常の現象に着目した作品、社会問題を扱った作品、画材とは異なる素材を用いた作品、自身の内面を表出した作品など。伝統ある京町家の空間に展開した作品=逃げ水は果たしてすくうことができるのだろうか」
  • 2023年12月23日(土)~2024年1月21日(日)※【年末年始休暇】12月30日~1月6日

    小林雄一、西山奈津 二人展 -つちをみる-
    自分が思う陶芸の美しさとは。
    面白さ、凄みを感じる造形とは。

    自分の表現を探し求めて、土と向き合い作陶を続けてきました。
    私たちにとって物作りとは、何かを見たり触れたりした時の動いた心のすぐ先にあるもので、それはとても身近で自然なことなんだ。
    そのことに気付いた独立10年目。
    もっと心の赴くまま自分の感覚に委ねて手を動かしてみよう。

    「見る」とは、視覚だけでなく、物事を探りとらえる、判断するなどの意味があります。
    11年目の今年、土を見続けてきたそれぞれ二人の花器や酒器、茶器などを展示いたします。
    是非ご高覧ください。
  • 2023年12月3日(日)~12月17日(日)

    清水万佐年・後関裕士・デラックラーセン3人展
    ―日常に器がもたらす幸せをー
    その器を手に取った瞬間に、自分だったら何を盛り付けるのだろう?
    そうイメージが掻き立てられる器との出会いは尊く特別なもの。
    その器が家にあるだけで、日常のちょっとした時間が特別になる、そんな幸せをより多くの人に届けたい。そんな思いで器を中心とした今回の3人展の開催が決定しました。
    ぜひ今回の展示会でお気に入りの作品を見つけてください。
    皆様のご来廊お待ちしております。
  • 2023年11月13日(月)~11月26日(日)

    しぶやあけみ人形展「我はこの世の者にあらず」
    誰もが自分の魂の反映を見つけることができる、森羅万象を愛し創造したしぶやあけみの神秘的な人形の世界
  • 2023年10月14日(土)~10月29日(日)

    Österut/ ひむがしの
    「Österut/ ひむがしの」は、スウェーデン人の光のアーティスト、ソフィア・イヴァルソンと、ピアニストでパフォーマンスアーティストの牧村英里子のコラボレーションプロジェクト。
    この展示会では、物語のツールとして光と対話の関係性を掘り下げながら、今日の日本における社会と人間関係のテーマへ投影していく。
    東の日本の文化と西洋・スカンジナビアの美学における親和性を、歴史ある京の町屋で体感していただきたい。
  • 2023年10月14日(土)

    Special Sweets Time
    特別な1日。
    この日だけのメニューが登場するSpecialSweets Time。
    この日は無花果と葡萄を使ったSweetsとワインとのマリアージュをお楽しみください。
  • 2023年9月30日(土)~10月9日(月)

    境界/Le Seuil  ニュイ・ブランシュKYOTO 2023
    2017年に初めて日本を旅したとき、空間の間にある対立の概念の間にある空間がこの国ならではの意味があることを発見しました。
    例えば、インテリアとエクステリア、パブリックスペースとプライベートスペース、あるいは暖簾や石畳、注連縄などが展示されている聖なるものと俗なるものの空間。
    私は、そういう概念の間にある間隙に興味を持つようになっており、このプロジェクトを「境界」と名付けるこにしました。この概念の漢字の組み合わせは基本的な疑問に繋がっています
    境界自体が世界になれるか? このような疑問により、間(ま)の概念に導かれました。
    これを元にしており、光と影、視覚と聴覚、豊かさと空虚さ、芸術と工芸、文章と絵画の境界を探求を始めてクリエイティブな旅に出ました。
    ターミナル京都の2階には、長い廊下で仕切られた2つのスペースがあります。私は「陰」と「陽」の概念を参考にして展示会を設計しました。
    一方には「満」があり、もう一方には「虚」があります。左側に光、右側に影があります。
    来場者の皆様を全ての反対を表す空間に招待させていただきます。
  • 9月11日(月)から9月24日(日)

    Fumosense
    身近な存在であるうつわをモチーフに、そこから未知なるものの視覚化への展開を試みています。
    UTSUWAシリーズと、時の重なりをテーマにしたTraceシリーズを展示します。
  • 2023年9月2日(土)~9月18日(月)

    空にて型を成す
    「使われなくなったものの空いたところ、空いた場所。
    そこにある・あった型から、新たな形を織り、編み、成していく。」

    私は、織り、編み、結びの連続する形の美しさや、それらを成す工程・道具に心惹かれる。
    本展覧会では呉服屋にルーツを持つTHETERMINALKYOTOの町屋で、日本の住まい装いから着想を得た作品をその暮らしの道具も交えながら展示構成する。
    立って離れて観る、座って近くで覗いて観る。身近な暮らしの道具でありながら、宝物のように大切にされてきた衣服や道具といったものたちに、和室ならでは人々の動きを合わせてみて、あらたな見え方・見せ方を探る。
  • 2023年8月29日(火)~9月6日(水)※最終日は16:00迄

    宇都果歩 個展 「たどる」
    ー初個展ー
    「足の人」がなぜ個展をするのか。

    「お足とくつと」では、足のケア、靴の履き方から身体を整えることを仕事にもち、全国のクライアントと身体、心をチューニングし、まわりや状況と調和する面白さを分かち合っています。
    セッションをしていて思うことは、自分で作った枠や、常識や人の目に固まる姿、人の真似で安堵し思考停止する。そこから身体のこわばりに繋げる。
    ご本人は五感を感知できるどころじゃなく、全身体のパーツが、補填補填で大忙し。多くの方に見られる状態です。

    足に触れていると、それらから解放されたその人本来のエネルギーが、光りを放ち出す瞬間があります。
    セッションで心がけていることは、私自身が心地よく素直であること。ほどける時間と空間を提供すること。
    そのために、自分を整えることの重要性を痛感しているので、やりたいことの優先をあげています。
    そのうちの一つが、言葉と絵の表現。
    情報が溢れる世界において、ほどかれ、ほぐれ、穏やかで、清々しく、ふと自分に立ち返るような、そんな表現はないかとInstagramで発信しています。
    絵の持つエネルギーに触れる原画を見てもらう場が欲しいと思いました。
    このような貴重な場を頂き全方位に、感謝申し上げます。
    ありとあらゆる人、この時に、この地球に、生きていていいと毎日言われる。そんな準備期間でした。

    「お足とくつと」らしくルーツと靴を紐解く「たどる」
    靴紐をはらりとほどく二足歩行を選んだ「ヒト」に捧ぐ。
  • 2023年8月11日(金)~8月25日(金)

    無聲誦讀 Reading Without Sound
    今回の展示は空間によって、インスタレーション作品で展示を構成する予定です。
    The Terminal Kyotoのコンセプト「本来の姿に戻す」から連想して、1932年に建てられた京町家その空間にあらゆる日常の物事に潜む記号、思い出、感情を素材として表し、
    そして、この空間にいる人々に各自の思い出を頼りに思考を巡らせながら、自分の中に新たな共鳴を蘇らせてほしいと思います。
  • 2023年8月11日(金)~8月27日(日)

    意臨・形臨 書道におけるキュビズムの世界 〜視点の複数化による言葉の解体と再構築〜
    キュビズムとは、ピカソなどがいろいろな角度から見た物の形を一つの画面におさめた20世紀初頭の新しい美術表現である。
    キュビズムから得たインスピレーションを元に、多視点による文字や言葉の解体と再構築に挑戦する。
    現代を生きる私たちは言葉一つ受け取っても多様性を秘めており、捉え方ひとつで喜ぶ人、怒る人、悲しむ人様々である。捉える角度による言葉の持つ力と、視覚的な文字を解体し、複数の視点から再構築する。

    臨書 : 手本を見て書くこと
    形臨: 形を真似て臨書すること
    意臨: 意図やリズムを汲み取りつつ臨書すること
  • 2023年7月21日(金)~7月30日(日)

    河井工房三代展 ー武一・透・亮輝ー
    ⺠藝運動を牽引した陶芸家、河井寛次郎の甥、河井武一を初代とする河井工房は⺠藝が持つぬくもりと実用性を両立した独自の京焼⺠窯を作り続けています。

    初代河井武一は、1927年より叔父河井寛次郎の下にて作陶を修行。 以降、寛次郎が没するまで40年近くにわたりその指導を受け、呉 須、辰砂、飴釉、鉄釉など⺠芸芸術を継承しました。
    二代目透も父・河井武一と大叔父である河井寛次郎に師事。そして
    河井家が育み、高めてきた技法の数々は現在三代目となる河井亮輝の作陶に受け継がれています。

    茶陶から食器、花器までを幅広いラインナップをお楽しみください。