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2024年10月16日(水)~11月4日(月) 展示
- ヴィラ九条山での工芸レジデンス10周年
- 2014年から、ヴィラ九条山は主要メセナのベタンクールシュエーラー財団の支援を受け、レジデンスプログラムに工芸部門を受け入れるようになりました。
この10周年を記念した本展示では、イザベル・オリヴィエと珠寳によるキュレーションのもと、ヴィラ九条山で滞在してきた工芸レジデントのこれまでの経験、作品やリサーチを紹介します。
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2024年10月11日(金)~10月13日(土) 展示イベント
- 光象展
- 日本各地で活躍されている陶磁、彫刻、紙、京金網、ガラス、絵画、友禅、紬織、彩色、いけばな、造園、表具など、様々な分野の作家が一同に会し、豊かな表現を展開する《光象展》を開催いたします。
展示と同時に販売も行いますので、ぜひご高覧ください。
また今回、去年逝去された光象展メンバー・陣内久紹(友禅)追悼展を同時開催いたします。
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2024年9月21日(土)~10月1日(火) 展示 近日開催
- 日韓藝術通信Vol.9「カッカプコ モルダ モルゴ カッカプダ 近くて遠い、遠くて近い」
- わたしたちは2016年より、日本と韓国間の芸術を通した交流を「藝術通信」とし、韓国の清州市、日本の京都市を拠点に両国での展覧会を毎年開催してきました。
9年目となる 2024年は、日本における展覧会として「カッカッコ モルダ、モルゴ カッカッダ 近くて遠い、遠くて近い」を開催します。
展覧会タイトルは、韓国の人々が日本を表現する際に使用する「近くて遠い国」という常套句から引用しています。両国の関係は、我々が展覧会を行ってきた8年の歳月の中だけでも、悪化と好転を繰り返してきました。
しかしながら、我々は数々の協働作業を通し、相互理解を徐々に深め、心理的な距離も「近い」と言えるところまで達してきたと感じます。
本展では、継続される交流の中でわたしたちが得た実感を背景として、”それぞれの「私たち」らしさ”と”それぞれの「風土」”というセクションを設けました。
2つのセクションを通して、日本と韓国の多様性と共通項を見つめ、国籍や民族意識を超えた新たな視点の提示を目指します。
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2024年9月6日(金)~9月12日(木) 展示 開催中
- 九十十 2024
- 「九十九(つくも)」という言葉がありますが、百の一つ手前で次が「もも(百)」であることから「つぎもも」と言い、この「つぎもも」が短くなり「つくも」となったのが由来と言われています。
イベント名称である『九十十(くとうてん)』は、「九十九」の次の数字であると解釈し、それは"長寿”を意味すると考えております。
これまでQUTOTEN.を応援してくださった皆様への"感謝”と、今後のQUTOTEN.の"長寿”を祈る周年イベントとして、『九十十(くとうてん)』と名付けました。
今回の会場であるTHE TERMINAL KYOTOは、京町家という文化を守り、知識・知恵とコミュニティ醸成の場を提供しております。
素朴さの中にある美学。
そんな表現を今回の周年市で目指していきたいと思っています。
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2024年7月27日(土)~8月18日(日) 展示
- Reflections on Invocation and Anima -祈りと霊性についての考察-
- 実存についての考察をベースにして、生命と霊性の拠り所について探求してきた。
2020年コロナ禍により活動拠点であったオランダから日本に帰国を余儀なくされた。
病疫と戦争が蔓延したこの世界で様々な事象を経験した。
新作のインスタレーションと、祈りと霊性を探求した作品をThe Terminal KYOTOの空間に展開する。
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2024年6月7日(金)~6月23日(日) 展示
- デコーディング・ワンダー Decoding Wonders
- 情報伝達のあり方を捉え直す、グラフィックデザイナーとプログラマーのユニット、インテクスト(外山央、真下武久、見増勇介)。
看太郎二代目として看板を制作する中で、文字の絵画的・空間的可能性を模索する廣田碧。
人間の知覚や態度を、音響・映像・インスタレーション等によって問い直す八木良太。
本展では、三者の作品を縫うように、普段はキュレーターとして活動する金澤韻がテキストで介入。
身辺にある無数の暗号を解読(デコード)していく試みです。
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- 室礼展イベント 立礼式「寄木茶会」 /TEA CEREMONY
- 立礼式寄木(よせぎ)カウンターで楽しむ茶会を5月1日(水)に開催いたします。
籏邦充の出品作品の立礼式カウンターはすべて欅(けやき)の木材で制作されています。
同じ材の寄木が、育った時期や風土の影響を受け、様々に個性が違います。その魅力にフォーカスした作品です。
この度はそれぞれに宇治でお茶の活動をする尾上宗西と松林俊幸を合わせた3人で寄木からインスピレーションを得た「寄せる」感覚をテーマとした茶会を企画しました。
事前のお申込みが要らないカジュアルな立礼式の茶会です。是非ご参加ください。
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- 室礼展イベント 廻游庵茶会-ゆらゆらぷらぷらと- /TEA CEREMONY
- 「桶の中で遊ぶ」
世に遊びは色々あれど、桶の中で遊ぶ機会は少ないと思います。
ゆらゆらとふわふわとたまには感覚に任せて、桶の中で一服お茶をお召し上がりいただきます。
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2024年4月13日(土)~5月6日(月) 展示
- 室礼 SHITSURAI -Offerings Ⅹ – Invisible River-
- 無限の可能性の領域では、目に見えない川(Invisible River)の流れが渦巻いている。
そこに我々は手を浸し、渦の輪郭を感じながら、慎重に形を生み出していく。
その萌芽的な形は、無意識から意識へと、この領域に持ち込むスナップショットのようなものである。
工芸職人、アーティスト、パフォーマーの手足、眼、そして見る人の瞳と想像力のいずれからであれ、創造的な表現の根源は、この豊かで定まり切らない広大な領域にある。
THE TERMINAL KYOTO「室礼展」10周年を記念して、写真や工芸、ワークショップ、パフォーマンス、パネルディスカッションを通して、
「Invisible River」を讃える場に皆様も是非お越しください。
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2024年3月17日(日)~3月24日(日) 展示
- キョートタナカ写真展「忘れえぬ人々」
- 恩愛の契りもなければ義理もない、
ほんの赤の他人であって、本来を言うと忘れてしまったところで人情をも義理をも欠かないで、しかもついに忘れてしまうことのできない人。
小説家 国木田独歩(1871-1908)の作品の一つ「忘れえぬ人々」という作品。
旅先で出会う男から主人公が聞かされる”忘れえぬ人々”とは、例えば ”旅先の島の遠くに見える磯を漁っている人” “阿蘇の麓で見た馬子の後ろ姿” “悲しげな音を奏でる琵琶法師”
生の孤独を感じて人懐かしくなると思い出す風景、人々。
遠回しで否定形を重ねた婉曲的な表現でドライな描写、距離感があり、自身に語りかけのない人の事。
ですがその奥に灯る暖かな火は確かに存在する。
それは私の撮る写真に無意識的に共通するものがありました。初めて訪れたフランスと生まれ育った京都の風景を撮りました。
自分なりの答えを提示し、あなたの心の窓になり、忘れえぬ人々を見つけてほしいのだ。
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2024年2月16日(金)~3月3日(日) 展示
- 逃げ水をすくう
- 「逃げ水- 砂漠や暑い日のアスファルト道路で遠くに水があるように見える蜃気楼の一種。
近づくと消え再び遠くに現れることから、まるで水が逃げていくように見える気象現象
「こうしたい」「こうなりたい」という希望や願いは、逃げ水の様だ。
追いかけていくと見えなくなり、想いが成就したとしてもそれは儚い存在になり、再び新たなものを追求する。先が見えない時代を生きる現代人も何か手掛かりを掴もうと探し求める。作家の心持ちもこれに近い。
作品が完成しても改善すべき点が浮かび上がり、新たな作品課題として思考し制作する。
それが繰り返され果てることがないが、それでも作家は「本当の水」を求めて日々探究していく。
この展覧会では、各々の作家がさまざまなアプローチで追い求める「水」を展示する。日常の現象に着目した作品、社会問題を扱った作品、画材とは異なる素材を用いた作品、自身の内面を表出した作品など。伝統ある京町家の空間に展開した作品=逃げ水は果たしてすくうことができるのだろうか」
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2023年12月23日(土)~2024年1月21日(日)※【年末年始休暇】12月30日~1月6日 展示
- 小林雄一、西山奈津 二人展 -つちをみる-
- 自分が思う陶芸の美しさとは。
面白さ、凄みを感じる造形とは。
自分の表現を探し求めて、土と向き合い作陶を続けてきました。
私たちにとって物作りとは、何かを見たり触れたりした時の動いた心のすぐ先にあるもので、それはとても身近で自然なことなんだ。
そのことに気付いた独立10年目。
もっと心の赴くまま自分の感覚に委ねて手を動かしてみよう。
「見る」とは、視覚だけでなく、物事を探りとらえる、判断するなどの意味があります。
11年目の今年、土を見続けてきたそれぞれ二人の花器や酒器、茶器などを展示いたします。
是非ご高覧ください。
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2023年12月3日(日)~12月17日(日) 展示イベント
- 清水万佐年・後関裕士・デラックラーセン3人展
- ―日常に器がもたらす幸せをー
その器を手に取った瞬間に、自分だったら何を盛り付けるのだろう?
そうイメージが掻き立てられる器との出会いは尊く特別なもの。
その器が家にあるだけで、日常のちょっとした時間が特別になる、そんな幸せをより多くの人に届けたい。そんな思いで器を中心とした今回の3人展の開催が決定しました。
ぜひ今回の展示会でお気に入りの作品を見つけてください。
皆様のご来廊お待ちしております。
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2023年11月13日(月)~11月26日(日) 展示
- しぶやあけみ人形展「我はこの世の者にあらず」
- 誰もが自分の魂の反映を見つけることができる、森羅万象を愛し創造したしぶやあけみの神秘的な人形の世界
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2023年10月14日(土)~10月29日(日) 展示
- Österut/ ひむがしの
- 「Österut/ ひむがしの」は、スウェーデン人の光のアーティスト、ソフィア・イヴァルソンと、ピアニストでパフォーマンスアーティストの牧村英里子のコラボレーションプロジェクト。
この展示会では、物語のツールとして光と対話の関係性を掘り下げながら、今日の日本における社会と人間関係のテーマへ投影していく。
東の日本の文化と西洋・スカンジナビアの美学における親和性を、歴史ある京の町屋で体感していただきたい。
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2023年9月30日(土)~10月9日(月) 展示
- 境界/Le Seuil ニュイ・ブランシュKYOTO 2023
- 2017年に初めて日本を旅したとき、空間の間にある対立の概念の間にある空間がこの国ならではの意味があることを発見しました。
例えば、インテリアとエクステリア、パブリックスペースとプライベートスペース、あるいは暖簾や石畳、注連縄などが展示されている聖なるものと俗なるものの空間。
私は、そういう概念の間にある間隙に興味を持つようになっており、このプロジェクトを「境界」と名付けるこにしました。この概念の漢字の組み合わせは基本的な疑問に繋がっています
境界自体が世界になれるか? このような疑問により、間(ま)の概念に導かれました。
これを元にしており、光と影、視覚と聴覚、豊かさと空虚さ、芸術と工芸、文章と絵画の境界を探求を始めてクリエイティブな旅に出ました。
ターミナル京都の2階には、長い廊下で仕切られた2つのスペースがあります。私は「陰」と「陽」の概念を参考にして展示会を設計しました。
一方には「満」があり、もう一方には「虚」があります。左側に光、右側に影があります。
来場者の皆様を全ての反対を表す空間に招待させていただきます。
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9月11日(月)から9月24日(日) 展示
- Fumosense
- 身近な存在であるうつわをモチーフに、そこから未知なるものの視覚化への展開を試みています。
UTSUWAシリーズと、時の重なりをテーマにしたTraceシリーズを展示します。
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2023年9月2日(土)~9月18日(月) 展示
- 空にて型を成す
- 「使われなくなったものの空いたところ、空いた場所。
そこにある・あった型から、新たな形を織り、編み、成していく。」
私は、織り、編み、結びの連続する形の美しさや、それらを成す工程・道具に心惹かれる。
本展覧会では呉服屋にルーツを持つTHETERMINALKYOTOの町屋で、日本の住まい装いから着想を得た作品をその暮らしの道具も交えながら展示構成する。
立って離れて観る、座って近くで覗いて観る。身近な暮らしの道具でありながら、宝物のように大切にされてきた衣服や道具といったものたちに、和室ならでは人々の動きを合わせてみて、あらたな見え方・見せ方を探る。
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2023年8月29日(火)~9月6日(水)※最終日は16:00迄 展示
- 宇都果歩 個展 「たどる」
- ー初個展ー
「足の人」がなぜ個展をするのか。
「お足とくつと」では、足のケア、靴の履き方から身体を整えることを仕事にもち、全国のクライアントと身体、心をチューニングし、まわりや状況と調和する面白さを分かち合っています。
セッションをしていて思うことは、自分で作った枠や、常識や人の目に固まる姿、人の真似で安堵し思考停止する。そこから身体のこわばりに繋げる。
ご本人は五感を感知できるどころじゃなく、全身体のパーツが、補填補填で大忙し。多くの方に見られる状態です。
足に触れていると、それらから解放されたその人本来のエネルギーが、光りを放ち出す瞬間があります。
セッションで心がけていることは、私自身が心地よく素直であること。ほどける時間と空間を提供すること。
そのために、自分を整えることの重要性を痛感しているので、やりたいことの優先をあげています。
そのうちの一つが、言葉と絵の表現。
情報が溢れる世界において、ほどかれ、ほぐれ、穏やかで、清々しく、ふと自分に立ち返るような、そんな表現はないかとInstagramで発信しています。
絵の持つエネルギーに触れる原画を見てもらう場が欲しいと思いました。
このような貴重な場を頂き全方位に、感謝申し上げます。
ありとあらゆる人、この時に、この地球に、生きていていいと毎日言われる。そんな準備期間でした。
「お足とくつと」らしくルーツと靴を紐解く「たどる」
靴紐をはらりとほどく二足歩行を選んだ「ヒト」に捧ぐ。
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2023年8月11日(金)~8月25日(金) 展示
- 無聲誦讀 Reading Without Sound
- 今回の展示は空間によって、インスタレーション作品で展示を構成する予定です。
The Terminal Kyotoのコンセプト「本来の姿に戻す」から連想して、1932年に建てられた京町家その空間にあらゆる日常の物事に潜む記号、思い出、感情を素材として表し、
そして、この空間にいる人々に各自の思い出を頼りに思考を巡らせながら、自分の中に新たな共鳴を蘇らせてほしいと思います。
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2023年8月11日(金)~8月27日(日) 展示
- 意臨・形臨 書道におけるキュビズムの世界 〜視点の複数化による言葉の解体と再構築〜
- キュビズムとは、ピカソなどがいろいろな角度から見た物の形を一つの画面におさめた20世紀初頭の新しい美術表現である。
キュビズムから得たインスピレーションを元に、多視点による文字や言葉の解体と再構築に挑戦する。
現代を生きる私たちは言葉一つ受け取っても多様性を秘めており、捉え方ひとつで喜ぶ人、怒る人、悲しむ人様々である。捉える角度による言葉の持つ力と、視覚的な文字を解体し、複数の視点から再構築する。
臨書 : 手本を見て書くこと
形臨: 形を真似て臨書すること
意臨: 意図やリズムを汲み取りつつ臨書すること
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2023年7月21日(金)~7月30日(日) 展示
- 河井工房三代展 ー武一・透・亮輝ー
- ⺠藝運動を牽引した陶芸家、河井寛次郎の甥、河井武一を初代とする河井工房は⺠藝が持つぬくもりと実用性を両立した独自の京焼⺠窯を作り続けています。
初代河井武一は、1927年より叔父河井寛次郎の下にて作陶を修行。 以降、寛次郎が没するまで40年近くにわたりその指導を受け、呉 須、辰砂、飴釉、鉄釉など⺠芸芸術を継承しました。
二代目透も父・河井武一と大叔父である河井寛次郎に師事。そして
河井家が育み、高めてきた技法の数々は現在三代目となる河井亮輝の作陶に受け継がれています。
茶陶から食器、花器までを幅広いラインナップをお楽しみください。
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2023年4月2日(日)~5月14日(日) 展示
- 室礼 SHITSURAI -Offerings Ⅸ- The Shore of Two Infinities-
- 本展では木桶職人と写真作家による展示を行う。
日本の手仕事による木桶は、容易に水を溜められるように精密に作られている。
満たす行為は人の知覚の象徴となり、その壁を隔て二つの領域を形成する。外には定義や認識できない不可視のものが存在し、内には宇宙があり、その空間にあるものを守り、蓄積し、変化させる場所でもある。
それは自然から技術により機能を抽出する工芸の原点であるが、その美しさによって日常生活の中で未知なるものを感じさせ、可能性を思い起こさせてくれる。
写真においても、美しさと実用性は密接に関係している。主な道具である感光性表面は、未知なものを何かに変換し、持ち還ることを可能にさせる。
冒険者として石が水面を弾き越えるように、人の知覚の限界を超え楽しむことができる。
一瞬の美しさは触媒となり、再び手の届かない広大な世界へ消える前に捉えられる。
写真には人の心を動かし、静かに境界を越える力がある。
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2023年3月12日(日)~3月26日(日) 展示
- 「心の窓 ~やさしい時間~」女流日本画家3人展 ―菊池貴子、武田裕子、森萌衣―
- 桜の開花を待つ春の陽気を感じるこの頃、その一枚が部屋にあるだけで、穏やかで優しい気持ちになれたり、ホッと一息をつけたり、懐かし思い出を思い出したり……。
繊細で柔らかな色調の日本画展を行います。東京藝術大学で教鞭をとる武田裕子さん、京都市立大学で後輩の指導に当たる森萌衣さん、東京藝術大学を卒業後、日本画と七宝を組み合わせて独自の新境地を切り開き、高い評価を受けている菊地貴子さん。
今、最も期待されている女流画家3人が「やさしい時間」を描きます。
是非、ご高覧いただければ幸いです。
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- 光象展
- 日本各地で活躍されている陶磁、彫刻、紙、木工、京金網、ガラス、水墨画、友禅、紬織、彩色、いけばな、造園、表具の全13分野にわたる作家が一同に会し、豊かな表現を展開する《光象展》を開催いたします。
今回は第10回となります。
展示と同時に販売も行いますので、ぜひご高覧ください。
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2023年2月12日(日)~2月26日(日) 展示
- 木とそのたの精霊|Trees and other spirits|Bäume und andere Wesen
- 復元された京町家 The Terminal Kyoto の数多い部屋には何かの気配が感じられます。
その空間に主に”木”という多彩な存在との向き合いから生まれた作品を融合させ、訪れた方々にご自身の感情や記憶、普段とは違う感覚を蘇らせる機会を与えることができればと願っています。
水彩画・能面・立体や映像作品を含む当展覧会で新しい世界感を味わっていただければ幸いです。
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2022年12月23日(金)~12月29日(木) 展示
- 京都暦原画展ー日日(にちにち)だより2022冬号ー
- 京都に移り住んで15年。東北出身の私目線で選んだ季節のひと場面。
「京都ならでは」を暦にしてみました。皆様はどう感じるでしょうか。
ステンシルでつくった2023年京都暦の原画を、刺繍 を施した 額に入れ展示します。
ぬいこの日々を垣間見れる刺繍作品も初お披露目!
年の瀬のお忙しい時期ではございますが是非お立ち寄りいただけましたら幸いです。
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2022年11月23日(水・祝)~12月18日(日) 展示
- 墨に生き、黒で遊ぶ
- 紅葉の秋だからこそ、逆に「日本の墨の漆黒の美しさ」を極めたい!
ふたりの女性アーティストにかかると、黒一色といえども、グラデーションやにじみ、立体感など、素材の和紙とのコンビネーションで、多彩な表現が生まれます。
日本画科の武田裕子氏は東京藝術大學で教鞭をとっており、中国でも研鑽を積まれました。
今回は、墨の濃淡を生かしたモダンな絵画に挑戦します。
文化庁新進芸術家海外研修員としてNYに派遣され、海外のギャラリーやアートフェアでも絶賛された玉井祥子氏は、和紙を起毛した立体的な作品が評判です。
一昨年に京都に居を移したことを契機に、日本の仏像の美しさを墨一色で繊細に表現します。
東と西の文化をそれぞれ学んだふたりの黒を極めたアート、是非ご高覧ください。
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2022年11月7日(月)~11月20日(日) 展示
- 野中 梓 展
- あるとき自宅の壁が、時間帯や天候や周りに置いている物の影響などによって様々な色味に変わることが気になった。
油絵具で絵を描く・絵具の色で対象を見るという経験を持っていたために、見つけられた光景だと思っている。
そうしたささやかな変化に出会えることはとても嬉しい。
今回の個展では、壁面や冷蔵庫、テレビ画面など、自宅にある平らなものをモチーフにした絵画作品を展示する。
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2022年9月23日(金)~10月10日(月) 展示
- 上田普 書作品展-山水sansui
- 「山は水を以て血脈となし、草木を以て毛髪となし、煙雲を以て神彩となす」山は静的であり、水は動的で雲や霧なども含め無限。
また地球上の天地でもあり、その天地の気を集めると石になるという。
雄大な自然も、小さな石も等しく山水。
様々なジャンルのアーティスト、企業とコラボレーションしつつ京町家の中に書の山水を持ち込みます。
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2022年9月10日 (土) ~9月19(月) 展示
- 「一間」片岡愛貴 銅版画作品展
- このたび「 一間 片岡愛貴 銅版画作品展 」を開催することとなりました。
片岡愛貴は福井県に生まれ、京都の大学で日本画を学んだのち銅版画を専攻します。
アクアチント技法により写し出されるモチーフはあくまでも光を捉えるための媒体であり、表現の本質は捉えきれないものとして画面に存在しています。
制作に膨大な時間を要するため作品の数は少なく、本展覧会は初の個展となります。海外でも高い評価を得た作品をこの機会に是非ご覧くださいませ。
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2022年8月5日(金)~8月21日(日) 展示
- frame of self
- 書家/アーティスト 國廣沙織の個展を開催いたします。作家自身の過去最大規模の展示となります。
社会の多様性をテーマとした掛け軸『frame of self』、小野小町の和歌を題材にした『hananoiroha』、新作の山の稜線と仮名文字をテーマにした陶の作品『ridge’s lines』他多数展示します。
また、國廣沙織デザインのジュエリー『Hiragana』の販売も行います。
-「frame of self」ステートメント-
私は性別や社会的属性など現代社会の環境の中で、無意識のうちに求めている自分の理想像と本来の自分とのギャップを感じることがよくあります。一方、表具屋の夫に表装を依頼した時に、掛け軸の基本的な構造は古くから踏襲されており、今も変わらないことを知りました。それらの環境や構造を受け入れることに疑問を抱き、多様な人々の環境に見立てた新たな構造を試みています。
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2022年5月28日(土)~6月19日(日) 展示
- ファルマコン -新生への捧げもの-
- 毒と薬をともに意味することば「ファルマコン」には、捧げものという意味もある。「捧げる」とは所有を諦め、過去を抱きしめ未来に想いを託し、死者やこれから生まれる者たちを心から配慮すること。そのような関係を通じてこそ、私たちの生は意味を持ち、私たちは幸せに生きられる。アートは、私たちをそこに導く道標である。
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2022年4月9日(土)~5月8日(日) 展示
- 室礼 SHITSURAI -OfferingsⅧ- forest
- 木々の枝はその風の中ではそれぞれ違った動きをしているが、木々が揺れる時、根本では繋がっていることがよくわかる。 ‒ルミ
遠くから見ると、森は広大な海のように見える。
無数の木々で作られたひとつの共同体であり、無数の葉と広大な根のネットワークによって息づいている。
森は古くから人間に食料や木材を提供し、料理や寒い夜の暖房の燃料となり、建築や工芸品の材料となってきた。
日本は木の文化でよく知られ、京都の大寺院の多くは北の森から運ばれた大木で建てられている。
また、森に入ると静寂と自然の摂理に包まれ、森はいつでも私たちの心を活性化へと導く存在である。
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2022年3月20日(日)~2022年4月3日(日) 展示
- 祈り
- 世界中を旅して感じるのは、祈りが日常に溶け込み、生活の一部になっている国が多いことである。
彼らは一日に何度も祈りを棒げている。祈りは彼らに心の安らぎをもたらし、人々との繋がりをもたらしている。
純粋な祈りは、宗教も言葉も関係なく尊いものであり、美しいものであると感じる。
そんな彼らと祈りの場を共有し、感動した数々の瞬間をカメラに収めた。
コロナ禍で人々との繋がりが気薄になっている今でこそ、改めて祈りの大切さを感じるのである。
祈りとは願いの他に、他者への想いや感謝であったり、自分との対話であると思う。手を合わせて神に祈るだけでなく、日常の些細な行動や習慣にも祈りは溶け込んでいる。
祈りを意識することで、人は幸せを感じたり、生きている実感を感じられるのではないだろうか。
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2022年2月18日(金)~3月6日(日) 展示
- 常世の日記 DIARY OF THE UNDERWORLD
- アレック・フィンレイ(スコットランド)と、小川智彦による展覧会です。
2007年にたった一度顔を合わせて以来、二人は作品を通した共感を手掛かりにゆっくりと親交を深めてきました。
本展は2016年の名古屋での開催以来2回目です。今回展示する作品は、新型コロナウィルスが広がりはじめた後に制作したものです。
フィンレイのドローイングは自身の新型コロナウィルス感染による病床で制作されました。
小川は行動が制限された状況の中、より開けた風景を追求し、どこまでも連なる水平線の撮影を試みました。
両者の作品はいずれもこの困難な時の記録=日記であり、心の回復の手立てになりました。
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2021年12月4日(土)~12月19日(日) 展示
- うつろいの間 -蓮と共に-
- 2003年から始まり、現在まで続いている「蓮シリーズ」を中心に展示いたします。
今回の展示は「京町家と金属作品との親和性」をテーマにして金属作品と和空間を美しく調和させることを目的にしております。
長谷川作品以外に壁面のしつらいとして私の所有している絵画の茨木佐知子さん、版画 の田中路弦さん、染色の舘正明さんの作品を一緒に展示して空間作りに協力していただきました。
18年の間に様々に変容を遂げた蓮作品をご高覧ください。
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2021年11月19日(金)~11月28日(日) 展示
- 悲とアニマⅡ ~いのちの帰趨~
- 2015年3月に北野天満宮で開催した現代京都藝苑2015「悲とアニマ」展は、伝統的な日本的感受性とは何かを理論と実践の両面から考察する日本学術振興会科学研究費助成事業「モノ学・感覚価値研究会」の活動の一環であった。
当時、2011年3月11日に発生した東日本大震災の記憶が徐々に薄れつつある中で、改めてそれがもたらした衝撃と向き合い、そこから名もない全ての生の悲しみに心を寄せつつ、社会の安寧と賦活の方向性を模索する現代美術の展覧会であった。
2020年、私達は新たに新型コロナウィルス禍に見舞われた。
これまで盤石と思われていた近代文明が想像以上に脆弱であり、誰もが底知れぬ不安に包まれる中で、今改めて本当に大切なものとは一体何かが問われている。
古今東西の叡智が教えるように、生の充実は死と向き合う中にあり、そこにこそ伝統的な日本的感受性も自ずから現代的なかたちで立ち現れるのではないだろうかと思われる。
この観点から、東日本大震災から10年目の2021年に、現代美術の展覧会「悲とアニマⅡ~いのちの帰趨~」展は開催される。
第1会場である建仁寺塔頭・両足院では「彼岸」を、第2会場であるThe Terminal KYOTOでは「此岸」を象徴する展示を行う。
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2021年11月12日(金)~11月14日(日) 展示イベント
- 光象展
- 日本各地の様々な分野で活躍されている作家が一同に会し、豊かな表現を展開する《光象展》を開催いたします。
今回は第9回となります。展示と同時に販売も行いますので、ぜひご高覧ください。
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2021年10月23日(土)~11月7日(日) 展示
- 「未来の花見:台湾ハウス」 京都展
- 今回の展示は「花」をテーマに台湾と日本の友情を象徴します。
持続可能なアイディアと近年の代表的なデザイン事例を通して、台湾デザインの「リソースの統合」「社会への応用」「時代に応じるパワー」という三つの発想要素と文化的意味を伝えます。
展示の空間において「野の花園」とのコンセプトを中心に、台湾の自由な文化と豊富なデザインを味わっていただけます。
また更に台湾の桃園国際空港で漂うアロマである“台湾玄関口の香り”を用いて、時間と空間を越えて、未来の花見という宴で、お互いにまた会える日まで愛と祝福を届け合えるようという気持ちを込めて仕上げました。
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2021年9月11日(土)~10月17日(日) 展示
- 室礼 SHITSURAI -OfferingsⅦ- 工芸的生活のすすめ
- 私たちの社会は能率と効率を追求し、分単位あるいは秒単位でのスケジュールをこなす様になりました。
そんな加速化する時間の中で起こったコロナ禍。それは多くの命を奪い、多くの苦しみを生みました。
コロナ禍により強制的に止めることを余儀なくされた時間、私たちはこれからどの様に生きて行くべきかという問いを、突きつけ考えることを強要させられたとも言えるのではないでしょうか。
今回の室礼展は「工芸的生活のすすめ」をテーマに掲げてチームメンバーが考える豊かな生き方、生活の仕方、そこに流れる時間のあり方を表現しました。
いつもとはまた違った趣きの作品、空間そしてそこに流れる時間を、お楽しみください。
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2021年8月11日(水)~8月29日(日) 展示
- 大黒貴之 個展 「Cosmos」
- この度Art Agent Kaïchiは、彫刻家大黒貴之の京都で13年ぶりとなる個展「Cosmos」を開催します。
大黒は、2001年から2016年までの間2度にわたって渡独、合計約6年半ドイツを拠点に制作。現在は、故郷の滋賀県に戻り制作を続けています。
情緒を重んじる日本人としての概念と、ドイツでの活動で培った論理的かつ合理的な思想の間で揺れ動く自身を彫刻作品に落とし込みます。
本展で会場となるThe Terminal KYOTO は元呉服商家であった京町屋です。
伝統的な家屋には、⽞関や縁側という外でも内でもない空間が存在します。
ドイツ滞在中より発表を⾏ってきた⽩彫刻と⿊鉄枠の彫刻シリーズ「Cosmos (indoor No.02)」 もまた、シームレスな鉄枠の上⽅から吊り下げられた⽩い彫刻の周辺にある空間によって、内でもあり、外でもある両義の中で揺れ動き、日本の伝統的な空間で異質さをまといながらも、不思議と呼応しています。
様々なレイヤーで提示される、両義の間に存在する揺れを、会場で体感していただければ、嬉しく存じます。
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- 河井工房 三代展 – 河井武一、河井透、河井亮輝 –
- 河井寛次郎の甥、河井武一を初代とする河井工房。
民藝が持つぬくもりと実用性を両立した独自の京焼民窯を継承する。
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2021年7月3日(土)~7月24日(土) 展示
- 眼福 GAMPUKU 展
- がん-ぷく【眼福】〔名〕素晴らしいもの、珍しいものなどを見ることのできた幸せ。
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2021年6月14日(月)~6月26日(土) 展示
- 信ヶ原良和 彫刻展-2021 梅雨のお庭と彫刻を愛でる-
- 梅雨時期のお庭と金属彫刻が生み出す「陽の光・雨音・雫」が奏でるハーモニーをご堪能ください。
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2021年5月15日(土)~5月30日(日) 展示
- すべての毒を飲む
- 清らかに生きることを願うもたやすく叶わない、業の深い人間の叫びであるような絵をえがきます。
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2021年4月19日(月)~5月5日(水) 展示