展示・イベント

レポート

お二人の出会いは数カ月前でした。意気投合されるのに時間はかからずTheTerminal KYOTO にて展示をされる運びになりました。

土間には阪田様の「はじめまして」という題名の爽やかな絵画と、大きな大きな絵画、田中様の今にも飛び出していきそうな公開制作と、奥ゆかしさと艶麗さが感じられる絵画がお出迎えしてくれました。

今まで大切に描きためられたものや今回『爛々-RANRAN-』の為に描かれた感性豊かな作品たちで町家は纏われました。キャンパスからは生き生きとした色がふわっと周りを華やかにしてくれ心和む空間に変わりました。

阪田様の作品は鮮やかさの中にも穏やかで柔らかい印象のものから、影をも感じる麗らかなものが描かれ、田中様の作品は端麗さと女性の力強さの中に艶やかさを感じられるものでした。
お二人の作品はどこか似ているようでしかしそれぞれ個性のある色彩豊かなものばかり。
どのような想いを馳せながら描かれたのだろうと眺めていたら、見飽きることなく時が流れていきます。

まだ春は遠いのかと感じられるような寒空の続いた京都の如月の町家を、一足先に春を感じさせてくれるような展示になりました。