展示・イベント

祇園祭

概要
作家・主催者 祇園祭
期間 2017年7月13日~7月16日

レポート

普段がガランとした大きな町家の土間。祇園祭の期間、土間では岩戸山の秘宝品を展示していす。
巡行の時に鉾の背面を飾る「見送り」が二種類。右側「ベネチア図 」左側「日月龍百人唐子嬉遊図」です。
中央床面は、下水引の「紺地丸龍文様 錦織」を展示。18世紀初期朝鮮王朝制で元文5年新調、安政3年に仕立て直し。ミニチュアの鉾は明治21年と記録があります。
今年の巡行は、左側の「日月龍百人唐子嬉遊図」が実際に取り付けられます。動いているとなかなかじっくり見れないので、お近くにお越しになられた時には、是非間近でご覧頂きたい秘宝日です。
また、囃子方さんが祇園囃子を奏でておられる鉾の中の様子もご紹介します。階段を上るにつれ、色鮮やかに刺繍が施された天井が目に入ってきます。階段を上り切ると、意外と狭い!そして高い!囃子方さんは、この縁に腰をかけ、コンチキチンと京の風情を奏でておられるのですね。しかしこれ、巡行の時は揺れて怖くないのかな。。。
屋根裏に描かれた金地四季草花と、華々しい豪華な装飾。破風(前)にはスサノオミコト、破風(後)にはヤマタノオロチの立派な彫刻も。鉾に上がられる方は是非、ご注目下さいませ。