展示・イベント

祇園祭【弐階囃子】

概要
作家・主催者 祇園祭り
期間 2019年7月1日~7月7日
時間 19:30~21:30頃まで
備考 弐階囃子

レポート

 

7月に入り、日が落ちた頃に鉾町を歩くと、祇園囃子の音色があちこちかから聞こえてきます。
1日、今年も夕刻から岩戸山鉾の浴衣を着た囃子方さん達がThe Terminal KYOTOの二階に集まり、お囃子の練習「二階囃子」が始まりました。
子供たちは学校終わりに。大人組は仕事終わりに駆けつける人や、有給をとって参加されます。

岩戸山が持つお囃子は35曲。一曲が1分~1分半ほどで、ベテランさんは笛太鼓。子供たちは鉦を担当します。
譜面には「ヨーイ」「ソレ」の掛け声が書かれた文字と、鉦をつく記号のようなものが書かれています。
さっぱり理解出来ないこの楽譜。35曲も皆さん奏でていらっしゃるなんて、凄い。。。!
去年から囃子方のメンバーに加わった、現在小学2年生が最年少です。
その小さな少年に、お兄ちゃん世代は指導も兼ねながら、練習は大人子供が一致団結し、一週間行われます。

囃子方に初めて加わった年の子供は、初練習となる7月1日、鉦を周りと合わせてたたけません。
では、私の目から見てそのさっぱり理解できない記号のような楽譜を35曲もどうやって覚えていくのか?
最初は簡単な数曲しか練習しないそうです。
そして、肌で覚えていくそうです(なんと!!かっこいい)
譜面を見て練習し覚える子は、譜面がないとたたけない。
なので、鉾の上で奏でる時には秘かに小さな譜面を隠し持っている子もいるそうです。
練習に参加できない3歳ころから、お兄ちゃんの練習場についてきて、自然と耳で覚える子も。
「肌で覚えた子は、いずれ楽譜で覚えた子を必ず抜かす」と、お囃子を指導なさる方が仰っていました。
また、「一人前になるには10年かかる」とも。

囃子方になれるのは男性です。
しかし、少子化問題によりその伝統をこの先、守り続きていく事についての不安といいますか、難しくなっていかないか尋ねると、
「もしかすると、いずれは女の子が囃子方に入る時も来るかもしれへんなぁ。他の鉾には、もぉ女の子を入れている鉾もある」と仰っていました。時代の流れを感じます。

さて、11日からは鉾立が始まり、13日の午後は曳き初めです。14日からは宵宵宵山となり、17日の巡行へと。
煌びやかに飾られた鉾の上で、大人子供が奏でるお囃子コンチキチン♪ 是非皆さまも聞いて夏の京都をお楽しみ下さいませ。


未来の囃子方を率いる小学生たち!!