展示・イベント

祇園祭【鉾立て】

概要
作家・主催者 祇園祭
期間 2017年7月11日~7月13日
備考 鉾立て

レポート

煌びやかな装飾を纏った鉾が出来上がるまでには、3日間かけて土台をしっかりと作り上げていきます。土台にも祇園祭ならではの美しさがあり、それが、木と縄だけで土台を組み立てる「縄がらみ」という技法です。複雑な工程を重ね、縄が模様の様に仕上がります。次の鉾の中心に数メートルにも及ぶ長い神木が取り付けられる工程では、微調整を繰返しながら慎重に慎重に行われます。それを終えていよいよ鉾立てです。職人さん達が一団となり、掛け声と共にミシミシ木の音を響かせながら、横たわった土台をゆっくり立ち上げていきます。しっかり立ち上がると鉾立て終了。見応えのあるこの瞬間は観客からも拍手喝采です。
一休憩後、屋根などが取り付けられ、男性の身長ほど大きさがある、重い重い鉾の車輪が取り付けられました。
取り付けるには、テコの原理で鉾を持ち上げなければなりません。鉾を組み立てる職人さん、車輪をつける職人さん等と、色んな方達の団結力によって鉾が完成されていきます。