展示・イベント

レポート

７月11日なると岩戸山では鉾立が始まり、一年ぶりに木材が蔵から運び出されます。
鉾を組み立てる職人さん達の顔ぶれもお馴染みです。

8ｔを超える岩戸山鉾ですが、釘を使わずに土台を作り上げる「縄がらみ」は鉾立の伝統技法です。
職人さんは宮大工の方を頭領に、大工さんや中には電気屋さん、サラリーマンの方もおられるそうです。
一年に一回の行事なので、例えば10年鉾立作業に加わっても経験回数はほんの10回。
覚えるのは大変だと思います。
ずっとやり続けるつもりで、この鉾立グループに入られるそうです。

伝統技法、受け継ぐことも大切な事です。
毎年1～2人は新しい方が入られているそうですよ。

13日の午後は曳き初めです。
蒸し暑い京都の夏、汗を浮かべながら職人さんたちの作業は続きます。