逸 品

かほりとともに、沙里

調香師

1987年 三重県出身

2011年 イメージフレグランスコンテスト環境大臣賞

2013,2014,2017年 ISETAN新宿、銀座三越にて出展、ワークショップ開催

2015年 ミラノ万博 三重県の香りの空間フレグランス制作

2015年  フランストゥール招待エキシビジョン

2016年 中国成都招待エキシビジョン

2017年 パリ5区にてワインと香水のアトリエ開催

2018年 フランストゥール招待エキシビジョン(3月予定)

 

香りという長い旅の途中。素材の声を聞き、人の話を聞き、そしてそこから生まれる香りを聞く。

沙里さんが香りの道へ進んだきっかけは、2006年に起きた香りとの大きな出会い。インドネシアのバリ島を訪れた際、チャンパカの花の香りを嗅いだ瞬間に、亡くなったお爺様との思い出が蘇ってくるという体験をされたそうです。(※香りが古い記憶と結びつくことをプルースト効果という。)そこから香りの神秘に魅せられ、香りをもっと深く知りたいと様々な勉強・研究をされ、今の沙里さんがおられます。

香りは、視覚情報が8割と言われる時代に心の目で見ることの気づきや喜びを与えてくれ、心の声に素直になることができます。「自然の香りは本当に正直で、香りを前にすると誰しもが嘘をつけなくなってしまいます。目に見えないからこそ、受け手の一番心のそばに寄り添うものなのかもしれません。」と沙里さんはおっしゃいます。

素材を知るためには現地まで足を運び、素材をとことん知ってその本質的な香りを引き出す。使い手の気持ちにとことんなることで、その魅力や日常の意識を引き出す。そんな香りと人の懸け橋を目指されています。

英国で香りを学んで帰国後は、日本の特殊な植物、ヒノキや柚子や黒文字などに惹かれ、日本独自の香文化も深く学ぶ沙里さん。今は、同じ種類でも場所や季節、抽出の仕方で香りが異なることを肌で感じ、素材の豊かな世界そのものを感じ、足し算からだけでなく引き算の美学を見出されています。

中でも「アクアミラビリス」は世界最古の香水を再現した香りで、奇跡的に発見された原種の和薄荷の香りを入れたとても貴重なフレグランス。自然の植物天然香料100%にこだわり、日本的で優しく、音楽のように心に響く他にはないここだけのかほりを五感で感じ、お楽しみください。

 

かほりとともに
http://kahoritotomoni.com/