展示・イベント

レポート

展示中の木版画「彫興 part2」の作家、張諒太様に土間にて実際に彫る姿をご覧頂ける公開制作を実施して頂きました。用紙に下書きから始められた一からのスタート。その絵（バランス）を見て、やっと木板に下書きされます。約50本ほどある道具箱の中から選んだ彫刻刀で次々と彫りが進んでいきます。深い・浅い・太い・細いの線で木板に表情が現れてきます。木版画なので刷られた用紙には、彫った部分が白く映ります。張様はそれを、消しゴム（面）で書く感覚とおっしゃっておられました。黙々と進められる作家様の集中力。作品が作りあがる過程を直接見れる、貴重な体験でした。