展示・イベント
獣貝草虫の博物誌 トークイベント/ ゲスト:チチ松村(ミュージシャン)
- 概要
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作家・主催者 ゲスト:チチ松村(ミュージシャン) ホスト:河野甲(造形作家) 期間 2019年8月31日(土) 時間 18:00~19:30 備考 【カタツムリに捧げた新曲お披露目と変なイキモノ四方山話】
ゲスト:チチ松村(ミュージシャン)
1954年大阪生まれ
10代後半から音楽活動を始め、ソロアーティストとして関西で活躍
ゴンチチ結成以降は、音楽活動の傍らエッセイ等の執筆も行い、『わたしはクラゲになりたい』
河出書房新社『ゴミを宝に』光文社『 それゆけ茶人』廣済堂出版『緑の性格』
新潮社『 盲目の音楽家を捜して』メディアファクトリーなど、 これまでに14冊の著書を上梓している
一方、自らを「茶人」を称し、風流な生活を実践。「変な物好き」としても広く知られている
ホスト:河野甲(造形作家)
1956年愛媛県宇和島市生まれ
1977年京都嵯峨美術短期大学洋画科卒業 皮革造形家・石丸雅通に師事
1984年皮革造形家として独立
2000年京都府在住。海外を含め、全国各地で個展を行う
作品集「しずかな八月」求龍堂・立体イラストレーションⅠ・Ⅱグラフィック社
レポート
18:00~始まるイベントに、夕刻からは町屋にぞくぞくとお客様がお越しなられました。
現在 町屋で展示中の造形作家 河野甲先生をホストに、チチ松村さんを迎えたトークイベントです。
一階喫茶スペースは定員枠を超える満席となり、縁側に設けた二つの席に河野先生と、チチ松村さんが座られました。
チチ松村さんは、ギターユニット ゴンチチのメンバーでいらっしゃいますが、この日はウクレレを手に持っての登場です。
お2人は30年ほどのお付き合いで、昔はお互いの子供を連れて山へ一緒に虫を捕りに行った仲だそうです。
そんなお2人のお話は、生き物がテーマ。
河野先生は9月にご自宅を改装して、かたつむりミュージアム「ラセン館」をオープンされるので、カタツムリのお話を中心に時間が過ぎていきます。
チチ松村さんの軽快なトークで、色々なお話を河野先生から引き出され、もはやホストとゲストが逆の立場です(^^)
トークの合間にはウクレレを奏で、チチ松村さんが歌を披露して下さいました。
中には、河野先生がカタツムリに捧げた歌として、人生で初めて作詞をされ、チチ松村さんが作曲されたコラボレーション「雨上がりのトリソプリータ」も披露。
河野先生も、この日初めてメロディーを聞かれたそうですよ。
数曲歌われた歌詞には、必ず生き物が出てきました。
歌の途中、時折クスッと笑ってしまうお客さん達。詩に笑いのオチがあるのです。
そんなお客さんを見ていますと、目をつぶってじっくり歌詞に耳を傾けながら思わず笑みがこぼれる方、絶えずにこやかに微笑んでいらっしゃる方など、共通点はとにかく皆さんが、その時間幸せそうな表情で歌を聞いていらっしゃったのが印象的です。
イベントが始まる前、会場を暗くした方がいいかチチ松村さんに確認した所「明るい方がお客さんの顔が見れるから」と言われた意味も、何だか分かる様な気がします。
コーラス部分を会場の女性だけ~ 男性だけ~ 最後は全員で~♪と、合唱も生まれ、とてもアットホームなイベントとなりました。