展示・イベント
IWANO MASAHITO「IRON’s work」
- 概要
-
作家・主催者 岩野 勝人 期間 2018年7月3日(火)~7月20日(金) 時間 9:00~18:00 備考 彫刻
レポート
この夏、金属をテーマにした展示を町家で開催。
その第一弾に、彫刻家の岩野勝人様にご準備頂きました。
入口に置かれたインパクトある作品「MENTAL CHAIR」は、30㎝ほどの鉄筋を多量に用意し、溶接して作られた椅子の作品です。
近くで見ると幾重にも鉄が重なっている事が分かります。
鉄を自由に操って造られた人型チェアは、筋肉の筋にも見えますし、エネルギーが巡っている様にも感じられます。
土間からも興味を持つほど、存在感ある作品に「なに…あれ?」の第一声が聞こえます。
実際に座って頂ける椅子の作品である事をお伝えすると、作品に触ってもいい事に驚かれ、最初は皆さん、いかつい形をした椅子に戸惑いながら座られます。
「お、おぉ~!い、意外といい感じ!」
「ゴツゴツする…」
「手に取り込まれてしまいそう」
等と、色んな声を聞く事が出来ました。
椅子に座った時の撮影タイムは、子供から大人の方まで本当に楽しそうです。
この「MENTAL CHAIR」は30年ほど前に作られた作品です。
色んな方がこの椅子に座って来られたのですね。
作風は変わって、坪庭には年季の入った赤錆の作品が設置されました。
坪庭にさす光によって、流動的な曲線に影の動きが見られます。
雨に濡れると黒っぽく色の変化が見られました。
床の間には今回の展示に向けて制作された、出来たばかり(生まれたて)の麒麟のオブジェ。
「HUGE FOOT」は奥庭の緑にとても映えました。
期間中は祇園祭りと重なったこともあり、大変多くの方にお越し頂き、笑顔溢れる展示となりました。