逸 品
明主航
陶芸作家
2013年 京都精華大学卒業
2014年 大阪、京都個展
2015年 大阪、京都個展
2016年 大阪、京都個展
「花器ではなくても、花を生けようと思えば全て花器として使うことができる。」
The Terminal KYOTOでの展覧会で明主さんが華道挿華の先生からいただいた言葉です。
当時から花器を中心に作品を作られた明主さんはこの言葉をきっかけに「生けたくなる花器を作りたい」とさらにその道を邁進されています。
大学を卒業してからすぐに自身で活動を始め「時間経過によって生まれる美」をコンセプトに、どのように表現し、どのように使っていただくかをテーマに制作に打ち込んでおられます。花器を中心に茶器などにも挑戦されています。
朽ち果てたような質感は、自然現象を利用した作り方で偶然によって生み出される独特の風合いで、同じ作品は二つとできません。
時間の経過によって生まれる美、土が本来持つ独特の質感や風合い、作品の表情からは作家の思いとその独特の制作技法が感じられます。是非手に取って味わってみてください。そして、長くお使いいただき、その時間とともに変化する表情もお楽しみいただければ幸いです。