展示・イベント

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スケジュール

2026

4

  • 2026年4月18日(土)ー5月17日(日)

    室礼 SHITSURAI -Offerings XII – PAUSE
    PAUSE…
    思慮深い写真というものにおいて、イメージを生み出すためには「自らの知覚を理解すること」が重要です。
    心を鎮め、目の前にあるものをありのままに見つめ、その本質を受け取ること、それは意図的にPause立ち止まるということです。
    それは簡単なことではありません。
    私たちは本能的に急ぎ、考えすぎ、気を散らし、衝動的に何かを掴もうとしてしまうからです。
    バリ島では年に1度、完全な沈黙の日が設けられています。誰も話さず、誰も働きません。
    それは内省と瞑想のための一日で、「ニュピ(Nyepi)」と呼ばれています。
    バリの人々にとって、この沈黙というPause立ち止まりは、人生と文化の均衡を保つために欠かせないものです。前へ進むために、心をリセットするための時間なのです。

    コロナ禍は、厳しく困難な時期でした。生活や仕事は突然中断され、世界は否応なく立ち止まり、多くの命が失われました。
    その一方で、新たなプロジェクトが始まり、小説が書かれたという数多くのエピソードも生まれました。
    日常の流れが断ち切られたことで、これまでとは異なる経験が立ち上がる余白が生まれた人もいたのです。
    芸術家や職人にとって、創作には〈余白〉が不可欠です。創作とは、ゆっくりとした、深く集中した関わりを求める行為です。
    立ち止まることは、創造に付随するものではなく、創造そのものの基盤なのです。
    現代社会において、私たちは次々と現れる刺激へと、加速度的に投げ出されています。静かに向き合う時間や、深く関わるための空間は、ますます希少なものとなっています。
    だからこそ、第12回「室礼展」では、皆さまをこの〈間〉へとお招きします。ひと呼吸置き、速度を緩め、心をほどき、あらためて整えるために。

    「人類のあらゆる問題は、人がで静かに部屋に座っていられないことに起因する。」

3

  • 2026年3月27日(金)〜4月12日(日)

    現代性の環境—後半—
    「現代性の環境」は、科学的知性と芸術的感性の融合を建学の理念に、メディア表現の先駆的研究を行う情報科学芸術大学院大学[IAMAS]の学生有志による芸術実践を中心に紹介する展覧会です。現代社会を生きる私たち、とりわけ若い世代が直面する切実かつ避けがたい問いに、メディア表現を探究する多様な視座から向き合います。

    高度に発達したメディア環境は、利便性や効率性をもたらす一方、価値観や感覚の同質化を加速させ、個々の知覚や思考のあり方に強い圧力を及ぼしています。
    こうした状況において、芸術的実践は、その同質化に抗する批判性や、別様のリアリティを構想する力を獲得しうるでしょうか。
    リアリティを揺るがす技術的条件、人工知能に象徴される知覚や判断の再編成、身体とテクノロジーの関係性の変容——それらを前に、メディアを介した創作はいかにあるべきかという問いが、
    あらためて浮上しています。さらにエコロジーの問題は、自然環境のみならず、主体・社会・人工物・テクノロジーを含む存在論的な射程へと拡張されつつあります。
    惑星規模のオイコノミアのなかで、芸術表現は、環境とともに生きる思考の枠組みをいかに問い返すことができるのでしょうか。  

    「現代性の環境」は、私たち自身の実践によって問い直され、更新され続けます。本展は、その環境に対して、芸術がどのように関与しうるのかを、現在進行形の問いとして提示します。
  • 2026年3月7日(土)~3月23日(月) 開催中

    現代性の環境—前半—
    「現代性の環境」は、科学的知性と芸術的感性の融合を建学の理念に、メディア表現の先駆的研究を行う情報科学芸術大学院大学[IAMAS]の学生有志による芸術実践を中心に紹介する展覧会です。現代社会を生きる私たち、とりわけ若い世代が直面する切実かつ避けがたい問いに、メディア表現を探究する多様な視座から向き合います。

    高度に発達したメディア環境は、利便性や効率性をもたらす一方、価値観や感覚の同質化を加速させ、個々の知覚や思考のあり方に強い圧力を及ぼしています。
    こうした状況において、芸術的実践は、その同質化に抗する批判性や、別様のリアリティを構想する力を獲得しうるでしょうか。
    リアリティを揺るがす技術的条件、人工知能に象徴される知覚や判断の再編成、身体とテクノロジーの関係性の変容——それらを前に、メディアを介した創作はいかにあるべきかという問いが、
    あらためて浮上しています。さらにエコロジーの問題は、自然環境のみならず、主体・社会・人工物・テクノロジーを含む存在論的な射程へと拡張されつつあります。
    惑星規模のオイコノミアのなかで、芸術表現は、環境とともに生きる思考の枠組みをいかに問い返すことができるのでしょうか。  

    「現代性の環境」は、私たち自身の実践によって問い直され、更新され続けます。本展は、その環境に対して、芸術がどのように関与しうるのかを、現在進行形の問いとして提示します。

2

  • 2026年2月17日(火)~3月1日(日)

    CRAFTED MODERNISM|手仕事と構造美の共鳴
    —機能美を超えたフォルム—ジャンヌレの思想を、現代に継ぐ。
    京都の街を歩く途中、特別な目的もなく進んでいるはずなのに、なぜか足取りがゆっくりになる瞬間があります。
    視界の端に入り、説明されなくても「何かが違う」と感じる佇まい。
    本ポップアップでは、そうした直感に静かに作用する存在としての家具を提示します。
    1950年代、建築家 Pierre Jeanneret は、インド・チャンディーガルの都市計画において、建築と生活の間に自然に溶け込む家具を構想しました。
    そこにあるのは装飾ではなく、構造・素材・手仕事が必然として重なった美しさです。
    Pierre Jeanneret Tokyoは、その思想を忠実に継承した復刻家具を通じて、現代の空間と生活に無理なく馴染むかたちで紹介します。